タタムー

 

(1998)

 日本における空間の仕切りは、可動可能な建具によって行われてきた。移動ができるという要素を持ち、短時間で空間を変化させる役割を担っていたのである。
しかし、現代において空間の仕切りは、環境の変化からあまりにもハードなものになってしまった。
もっとゆるやかに、自由に変化できる仕切りが必要ではないか。
 タタムーは、本体が可動可能であり、畳むことが可能な装置である。ダンボール・パネルを用い、鋼管をジョイントとして、最小限の部材で構成される。
軽量かつ、自立する形状で、自由なかたちをつくりだせる。
ジョイント部に部材を追加することにより、水平方向だけではなく、垂直方向の仕切りとしても使用可能である。

 

 

tatamuu
TA TA MUU
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