Overlap
(2007)
四角い箱状に組まれた木製フレームを積み上げる。
フレームは構造体としての梁となる。
梁だけで構築される建築物。
少しづつフレームをずらしながら積み上げる。
上下相互間のズレによりフレームは平面的に切り取られる。
切り取られた部分は床となり窓となり空間となって発現する。
ズレから生まれた空間が折り重なるように隆起し空へと連続する。
螺旋の軌跡を辿るように、様々な角度から差込む光が空間で重なり合う。
フレームが重なる。
空間が重なる。
光が重なる。
「熊本アートポリス モクバンr3」応募作